2015年9月29日

以前のこちらのブログで、私の師匠のことは書きましたが(2015/6/16)、今日は私のコーチについて、書きたいと思います。

今から13年ほど前、観劇の好きな女性に

「里美ちゃん、おもしろいから、私にコーチングをやらせてほしい!」とお話いただけいたことがコーチングと出会うきっかけになりました。

当時コーチングは今ほど浸透しておらず、私もはじめて聞く言葉で、なんのことかはよくわからなかったのですが、その方が、私より年齢も経験も上で、こんなに楽しい方がいるんだぁ~と思うほど、日々を楽しく過ごしていらしたので、この方がそう言ってくださるなら、、、と思いやってみることにしたのです。

コーチングとは対話を重ねることを通じて、本人に目標達成に必要な技術や考え方を促し、行動することを支援し、成果を出していく手法で、コーチはその技術をもったひとです。

それから13年間、私が目標を達成し、嬉々として狂喜乱舞している時も、現場で傷つき、泣いてわめいている時も、平穏無事にたんたんと日々研鑽を続けている時も、いつも一緒に走り続けてくれています。

今思うと、この方がいてくれたから私の女優人生はここまで来られたし、成り立っているし、この方のコーチングの技術を私も受け継ぎながら、アクティングコーチとしての仕事をすることができている・・・。そして、何よりも年を重ねることも楽しみになった・・・。ほんとにひとは財産です。

いろんな方に紹介する時に

「私のコーチです。この方がいなければ、私の女優人生はありませんでした。」

というと、その方は必ず、「それは里美ちゃんがもともと持っていたものだから、、、」といって、ご自身の功績にはなさらないのです。。。

確かに私がもともと持っていたであろう楽観主義にはさらに磨きはかかりましたし、自分で自分に気づきを促すことは身についていますが・・・・。

当時の私は自分で自分に問いかける術など持っていなかったのですし、その術が女優としての哲学を持つことにもつながりました。

いまだに感覚的な部分が優勢なために、この方に私の感覚でとらえている部分を言葉で表現されると、そうそう、そうなんです!まさに、それ!となんといいますか、さらにいろんなことに対してさらに理解が深まるのです・・・。

その方がいつも私に問いかけてくださるのは

「このことから里美ちゃんは何を学びましたか?」・・・。

日々研鑽、日々探求なのであります。。。。

内田里美