先日、新国立劇場オペラパレスに伺ってきました。

くるみ割り人形は以前、松山バレエ団の作品を観て以来になりますが、

今回のくるみ割り人形は、新国立劇場バレエ団・・・。

時代劇の現場でずっとお世話になっておりました
美術家の川口直次先生のセットデザインですので、ワクワク感がいつも以上に・・・・!

(松山バレエ団の時も川口先生でしたが・・・!!)

舞台は日頃、言葉の多いもの、ストレートプレイなどやドラマ性の強いものを観ることが多いのですが、

バレエはまた別のおもしろさがあります。

全てが超絶技巧の世界で、言葉ではなく、音楽と身体表現、、。

人間の可能性に満ちた時間を過ごせましたし、

そして、くるみ割り人形は大人も子供も楽しめる作品です。

至高の芸術はほんとに心の栄養、頭の後ろっ側の栄養になります。

各パートが細部までつくりあげていくから、ダイナミックになっても、細やかさまで伝わるような・・・。

私は先生のセットの住人だったなあと思いつつ・・・。

終演後、ロビーでくるくるまわる、子供たちをみて、さらに温かい気持ちになりました。

心の豊さを大切に・・・世界中が愛にあふれた時間となることを願って・・・。

内田里美

 東京オペラシティ